千葉県を中心とした首都圏における環境および食品中の放射能による影響を市民が自ら調査し、正確な情報と正しい知識を持って安全な暮らしを得るために主体的に活動していきます。
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研修最終日の12月7日は福島市内から飯舘村を経由して南相馬-浪江町-双葉町-楢葉町-いわき市と国道6号線を南下しました。
1)飯舘村村役場周辺 ![]() マップはHSF検出器を高さ50cmに固定して歩行しながら測定した結果の5秒毎の平均値をマーカー位置に表示しています。(□マーカーは高さ5cm、それ以外は50cm) 飯館村役場 役場の大部分の機能は福島市の飯野支所に移転されていますが、復興対策課、除染推進課など一部の業務は飯舘村役場に残されているようです。(当日も駐車場にはそれなりの台数の車両が駐車していました) ![]() 特養老人ホーム「いいだてホーム」の前を通り坂道を上がっていくとバイオマス発電炉銀色の煙突が右手に見えます。 ![]() 坂道の最上部 歩道脇 50cm:1.5μSv/h ![]() そのまま引き返して坂を下る途中の雨水枡 地表5cm:4.5μSv/h ![]() HSFにカメラを接続して飯舘村役場付近のキャプチャ―動画を記録しました。 飯舘村内の除染廃棄物の仮置き場 ![]() 巨大な除染作業員宿舎 ![]() 2)国道6号線周辺 6号線車載2Dマップ 車内で測定した数値を補正しています。 ![]() 6号線車載3Dマップ、最高値(車外)は第1原発直近の6μSv/h ![]() 双葉町厚生病院入口交差点 「原子力...」の標語看板は撤去、保存されるようです。 ![]() 帰還困難区域は停車、降車禁止ですが、民家の入口はバリケードで封鎖されています。 ![]() 脇道への入口では検問が実施されていました。 ![]() 6号線沿いの大型店舗 閉鎖されたままですが、一部は除染工事関連の事務所として利用されていました。 ![]() 3)楢葉町 楢葉町役場前の「ここなら商店街」 利用者はほどんど工事関係者の様です。 ![]() 楢葉町認定あおぞらこども園 きれいに整備されていますが現在は福島大学の復興支援センターとして使用されています。 ![]() 中には入れませんが、エントランス部分の線量だけ確認しました。(高さ50cm) ![]() 楢葉町立南保育所 除染済みの様ですが、子どもたちの声は聞こえませんでした。 ![]() この他統合される小学校も業者さんが入って改修工事の最中で、住民帰還に向けて「箱モノ」の整備は着々と進んでいるようです。 最後にいわき市四倉道の駅で自主測定用の検体をいくつか購入して解散しました。 四倉道の駅の柱に埋め込まれた保育園児たちのレリーフ ![]() 同じ原発周辺地域といっても、津波の被害は甚大ですが山間部を除き線量が比較的低い南相馬市や津波の被害も小さく線量も市街地は千葉市と大差ないいわき市と、浪江、大熊など帰還困難区域との差が事故後5年経過して大きく広がっているように見えます。 6号線でもダンプカーやユンボ等建設用重機を積んだトラックとひっきりなしにすれ違いましたが、住民帰還に向けた一種の工事ラッシュに膨大な復興予算が投入されているようです。それが本当に住民の方たちの生活再建につながるのか、いろいろな疑問を持ち帰った研修でした。 スレッドテーマ [ 福祉・ボランティア … 原発事故と放射線被曝 ]
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