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福島訪問記(1)いわき市民放射能測定室たらちねのβ線ラボを見学しました
11月30日、12月1日の2日間しらベルスタッフの研修をかねて福島県いわき市の市民放射能測定室たらちねと楢葉町宝鏡寺を訪問してお話を伺いました。(訪問記についてはしらベルニュースレター来春号の特集で詳しくお知らせする予定です。

1)いわき市民放射能測定室たらちね

しらベルでは先日たらちね事務局長の鈴木薫さんをお招きして勉強会を開催しましたが、その時のご縁もありたらちねを訪問し立ち上がったばかりのβ線ラボを見学させていただきました。

最初に鈴木薫さんよりこれまでのたらちねの活動、β線ラボ開設の経緯についてレクチャーを受けました。
写真中央 鈴木薫さん 右側は福島訪問に同行していただいた桂川先生(東邦大名誉教授 核分光学)
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β線ラボ全景 右から乾燥炉、灰化のための電気炉と巨大なドラフトチャンバー
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β核種はγ核種の様な固有の線スペクトルを持たないため測定にあたって、あらかじめ試料から化学的、物理的な方法で分離、精製しておく必要があります。下写真は硝酸など薬液処理のためのドラフトチャンバーですが、奥に排気処理装置とダクト、廃液処理のためのドレンが見えます。
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建物外側から見た排気筒
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試料のマイクロウエーブ加熱(加圧)分解装置(パーキンエルマー製)手前に見えるのは塩ビ製の手作りのバイアル保持器だそうです。
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準備段階では部屋の改造、分電盤増設、装置の搬入据え付けの他に、労基署や上記装置の出力が大きいため電波管理局の立入りもあったそうです。

下はシステムの中核であるフィンランド製液体シンチレーションカウンター、意外にコンパクトでした。
γ線測定の場合はシンチレーション結晶と容器に入れた試料を密着させますが、この装置では液体シンチレーターを試料と混ぜ光電子増倍管で直接発光を計測します。(「シンチレーションカウントによる全βからY90(イットリウム90)によるチェレンコフ光のカウントを重み付けして減算しSr90(ストロンチウム90)を定量する」という方法のようです)
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システムの「値づけ」のためのIAEA標準試料(チェルノブイリ事故で汚染されたクローバーなど)、右側は遠心分離器
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桂川先生からも「分析化学的スキルが必要」とのお話がありましたが、素人では一度の説明ではとても理解できませんでした。4月の本格稼働に向かって検証を積み重ねていくとの鈴木さんのお話でしたが、たらちねの皆さんの勇気と実行力には心から敬意を評したいと思います。

12/08 17:37 | 新着情報 | CM:0 | TB:0
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