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雨水タンクの泥(水)の放射能濃度を測定しました。
しらベルの会員さんから千葉市内で震災前から使用している雨水タンクの水(泥)について測定依頼がありました。結果について「皆さんの参考になれば」と公開について快諾していただきましたので以下紹介します。
雨水タンクの概念図
tank2.jpg
雨樋の水をタンクに溜め、鉢植えや花壇の水やりに使用されていたそうですが、蛇口が底部付近についているのである位置から下は水が入れ替わらず雨水タンクの底に泥が沈殿した状態だったそうです。

泥交じりの水をバケツで持参されたので数日放置して泥を沈殿させ、泥が舞いあがらないよう静かに上澄水を1リットル取り出し測定ました。

 下写真左 上澄水   下写真右 沈殿した泥と水
CIMG1310.jpg

「上澄水」といってもマリネリ容器に充填して脇から光を当てるとうっすら色がついています。(非常に軽く粒径の小さい粒子が沈殿せず浮遊しているようです)
上澄水を28800秒(8時間)測定した結果は以下の通りです。

Cs137:4.4±0.5   Cs134:1.9±0.5  Cs合計6Bq/kg


上澄み水

水1リットルの放射能濃度が「6Bq/kg」ということは含まれる放射能量は6Bqになります。6Bqのセシウムが水に含まれる微粒子(土壌+有機物)に付着しているとすると、その微粒子が仮に1gの場合、それだけ集めれば6000Bq/kgの放射能濃度になります。(当然放射能量6Bqは変わりません)
tank3.jpg

おそらく上澄水中の微粒子は0.1gにも満たないと思われますので、この時点でかなり高濃度だとわかりました。泥だけ乾燥、分離すると危険なので(量が少なすぎるのもあります)泥水のまま撹拌して測定することにしました。そこで以前桂川先生からうかがった「とろみをつけて阿武隈川の混濁水を測定した」というお話が参考になりました。
12月7日桂川先生学習会

上澄み水を取った後の約1.2リットルの試料をマリネリ容器に注ぎ撹拌しながら熱湯で溶いたゼラチンを加えて固めて1.5リットルの「泥水ゼリー」を作りました。(ゼリーと言っても完全に固める必要はなく泥が沈殿しないように「とろみ」が付けば良い)

以下はその試料を測定(28800秒)した結果です。

Cs137:5421±6   Cs134:2341±5  Cs合計7762Bq/kg

雨水タンク泥水

誤解無いようにお願いしますが、7700Bq/kgの雨水が降ったのではなく、2011年3月~4月の放射性降下物と、その後の風による再飛散で家屋に付着したセシウムが2年半かけて雨樋→雨水タンクという経路で集まり泥に吸着して濃縮したと思います。
桂川先生の阿武隈川のお話では大雨で川底の土砂が舞い上がり濁流になると水からセシウムが有意に検出される様ですが、同じくタンクを揺すったり、雨水が流れ込んで泥が舞い上がり少しづつ蛇口から排出されていたのではないかと思われます。
tank4.jpg

底部の泥は量はごく少量ですが、非常に濃度が高いので乾燥させると危険です。同様な雨水タンク、水盤などでも思わぬ高濃度のセシウムが存在する可能性がありますので清掃の際にはゴム手袋で直接さわらないようにし、大量の水で希釈して下水に流すなどの注意が必要と思います。(千葉市の場合、行政に相談しても引き取ってくれません)
12/18 06:37 | 放射能濃度測定結果 | CM:0 | TB:0
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