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アースデイちば2013に出店します
先日会場である稲毛海浜公園をHSF(ホットスポットファインダー)で測定しましたが、しらベルとしてアースデイに出店することになりました。
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昨年のアースデイちばの様子、あいにくの雨でした。

当日は
しらベル活動内容の紹介(パネル展示)
・HSFのデモ  線量計を持参されればHSFとの数値比較や会場内でのミニ測定会

またしらベルブースに立ち寄られた方には非会員さん限定の優待券を差し上げます。(通常非会員は1検体3000円ですが優待券を持参された方は2000円で測定可能です)

当日の天候などにより内容が変更になる場合がありますのでその際はご了承ください。
しらベルのブースは東金、茂原、大網白里のママさんたちのグループ「子ども一歩の会」と一緒です。

アースデイちばブログ
会場:千葉市美浜区稲毛海浜公園芝生広場
駐車場あり 京葉線稲毛海岸駅 総武線稲毛駅からバス
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05/30 06:46 | HSF(ホットスポットファインダー)による線量測定 | CM:0 | TB:0
森永乳業「まきばの空」を測定しました
前回のメグミルクに続いて森永乳業の「まきばの空」牛乳を測定しました。パッケージのコードから東京工場で製造されたものだとわかります。
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今回はIH用のテフロン加工の深鍋を用意して3リットルの牛乳を投入し加熱、蒸発させていきます。前回よりは火加減の調整は楽ですが、それでもすこし焦がしてしまいました。
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3倍濃縮が目標でしたが時間的に難しく、2倍(1.5リットル)に濃縮した試料を冷却後8時間測定しました。
測定下限値はCs137,134とも0.4Bq/kg(合計0.8Bq/kg)ですが、2倍濃縮なので計算上はその半分になります。
(下写真は測定途中のスナップです)
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当日では測定が完了せず結果の確認は翌朝になり

Cs137<0.4 Cs134<0.44 で不検出になりました。

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上図は500keV ~1500keVの範囲を拡大したものですが放射性カリウムの強いピーク(1461keV 97Bq/kg)が目につきます。高エネルギー側に強いピークがあると散乱線の影響でセシウムのエネルギー領域(600~800keV)でも台形状の「かさ上げ」が起きていますが、Cs137の662keV(赤丸)にはピークがありません。
牛乳、大豆、海藻などカリウムを多く含む食品の場合バックグラウンドを引くだけの測定器(ソフト)では正しい数値にならないので注意が必要です。

05/29 08:45 | 放射能濃度測定結果 | CM:0 | TB:0
しらベル勉強会「福武公子弁護士 福島避難者集団訴訟について」

毎日新聞千葉版2013年3月11日

福島県内から千葉県への避難者 国と東京電力を相手取る損害賠償訴訟
東京電力福島第1原発事故の影響で、住まいや仕事を奪われたとして、福島県内から千葉県内への避難者らが11日、福島の原告団らと連携し、国と東京電力を相手取る損害賠償訴訟を千葉地裁に起こした。いまだふるさとでの生活再建がかなわない原告らは「以前の生活を奪った責任を明確にして」と訴えた。

 原発被害救済県弁護団によると、原告は警戒区域の住民らで7歳から88歳までの8世帯20人。請求額約10億3000万円は避難生活で発生した費用や慰謝料、新たに住居などを得る「再出発費用」などを含むという。

 訴状提出後、原告3人が記者会見。福島県富岡町から習志野市に避難した遠藤行雄さん(80)は「安住の地として建てた家に戻りたいが、命が持つかどうか」と不安な表情。浪江町出身の男性(40)は「ふるさとを奪われた気持ちが分かるか。未来ある子供たちのため、ふるさとを取り戻したい」と語気を強めた。【松崎真理】

この訴訟の原告側弁護団長である福武公子弁護士から、訴訟の意味や今後の裁判の予定などについてお話をうかがう場を設けました。是非ご参加下さい。

日時:6月15日 13:30~15:30
場所:ちば市民測定室しらベル(千葉市中央区中央3-13-17 きぼーる向かい)
資料代:100円
(予約等は不要です)

6月15日福武弁護士勉強会チラシ.pdf

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05/26 22:28 | 新着情報 | CM:0 | TB:0
アースデイちば2013会場(稲毛海浜公園)の放射線量をHSFで測定しました
アースデイちば実行委員会様からのご依頼があり、会場となる千葉市美浜区稲毛海浜公園の放射線量をHSF(ホットスポットファインダー)で測定しました。
結果は実行委員会のHPでまもなく公開されると思いますが当ブログでも紹介したいと思います。

第12回アースデイちば

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GoogleEarthによる線量表示画像 クリックすると拡大します。
20130519_稲毛海岸2

Googleマップ(マーカーをクリックすると数値を確認できます。)

より大きな地図で 2013年5月19日稲毛海浜公園放射線量マップ を表示

GoogleMapでは一度に200ポイント以上のマーカーを表示できないため駐車場の測定結果は省略してあります。

ご自分のPCで全体のデーターを確認される場合はお手数ですが以下のリンクからファイルをダウンロードしてGoogleEarthで御覧下さい。

2013年5月19日稲毛海浜公園.kmz
05/22 09:51 | 新着情報 | CM:0 | TB:0
福島市放射線量MAP(最新版)
5月12日のしらベル主催の講演会でもHSF(ホットスポットファインダー)について解説していただいたSWR株式会社の山口さんが引き続き福島市内の放射線量を測定してMAPを公開しておられます。

(画像はクリックすると拡大します)
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GoogleEarth用のKMZファイルは以下のリンクからダウンロード出来ます。

福島市-20130516.kmz

05/18 09:35 | HSF(ホットスポットファインダー)による線量測定 | CM:0 | TB:0
いのししを追いかけて!
猟友会に所属しているしらベル会員の方から千葉県内で捕獲された野生の
いのしし肉を試料として提供していただきEMF211スペクトロメーターで測定しました。

いのしし

結果はCs137 15.4±1.7 Cs134 9.0 ±1.7 セシウム合計24Bq/kgで有意に検出されました。
千葉県内では100Bq/kg超えで出荷自粛になっている地域もありますが、
予想したよりは低い値でした。
そこで、いのしし肉を提供していただいた会員の方にお願いしてしらベルのスタッフがいのししの生息地(山林)を実際に踏破してHSFによる線量測定を行いました。

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元々は農業道路、生活道路として利用されていた尾根道ですが現在では地元の人でもあまり通行しないようで一部はかなり荒れていて案内なしで入れる場所ではないようです。
以前この場所でいのしし遭遇した例があるとの事で、案内の会員さんも念のため猟犬を連れ手製の槍を持参して下さいました。(5月以降だと、ヒル、山ダニ、マムシにも注意する必要があるそうです)


いのししに掘り返された竹林の一部、穴の大きさから体重60Kg くらいの成獣だそうです。

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もともとは谷津田でしたが数十年前に耕作放棄され自然状態に戻っています。(中央はいのしし用の箱罠)

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幸い?いのししには遭遇しませんでしたがついたばかりの鹿の足跡を発見しました。

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放射線量は0.03~0.06程度と非常に低い値です。地表部ても濃縮している箇所は発見出来ませんでした。
 
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写真の様に尾根道を除き視界のきかない山林で高低差も大きく危惧していましたがGPSの受信状態も良好で行程を正確にトレース出来たようです。
残念ですが調査した山林は私有地を含み権利、所有関係が不明なためHSFのマップ全体は非公開とさせていただきます。
また同じ理由から土壌、植生の採取も行いませんでしたのでご了解下さい。

イノシシはイモ、タケノコ、竹の根、クズ、カタクリなど地下茎に養分を
蓄える植物(キノコ、山菜は摂取しない)やミミズなどを土と一緒に大量に
摂取するので今回の調査箇所の様な低線量地域でも有意に検出されるほど
セシウムを生体濃縮するようです。
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上図は清澄山に近い麻綿原高原に移動して路上(アスファルト)を測定したもので右側は山林の様に見えますが現状は大きな駐車場になっています。
県南の低線量地域でも人工物が介在すると濃縮が起こり事故前の自然放射能レベルから有意に上昇しているのが判ります。
道路際にはアジサイが植樹されていますが、その多くがいのししに根元を掘り返され無残な姿をさらしていましたが(土中のミミズを捕食するため)いのししが人里近くに出没すると、その影響も幾分か受けるのかもしれません。


05/15 13:18 | 放射能濃度測定結果 | CM:0 | TB:0
しらベル一周年記念イベント
お伝えしたように5月12日ちば科学館きぼーるにて「ちば市民測定室しらベル」一周年記念イベントとして「子ども福島ネット」世話人の吉野裕之さんをお迎えして講演会を開催しました。

当日の講演資料はこちらです。

20130512_しらベル1周年講演.pdf

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当日は多数の方にご参集いただき有り難うございました。
吉野さんからは福島の子どもたちの現状や保養活動について詳しく説明していただきました。また会場から寄せられた質問に時間を超過して丁寧に応答されていただいたのが印象に残りました。
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吉野さんとも旧知の仲で活動をサポートしている二本松市放射線アドバイザー桂川秀嗣先生からもご挨拶をいただきました。
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子ども福島ネットやDaysJapanの測定活動をサポートしているSWR株式会社技術部長山口英俊さんより、HSF(ホットスポットファインダー)の開発経緯や福島での測定活動について紹介していただきました。
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きぼーる1階アトリウムでは森住卓さんの写真展も行いました。
会場都合で当日のみとなりましたが「1日限りでは残念」というご意見などお寄せいただいたアンケートの内容については後日公開いたします。
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会場でHSFのデモンストレーションも行いました。
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05/13 07:51 | 新着情報 | CM:0 | TB:0
しらベル一周年イベントとHSFが東京新聞千葉版で紹介されました
5月9日付東京新聞千葉版朝刊でちば市民測定室しらベル1周年記念イベントとHSF(ホットスポットファインダー)による調査活動が紹介されました。

東京新聞Web リアルタイムで線量表示 放射能測定室「しらベル」開設1年


東京新聞5月9日

一周年記念イベント
講演会 「福島の子供たちは今」
日時 :5月12日(日) 14:45~16:30
場所 :千葉市中央区ボランティアセンター大会議室(ちば科学館きぼーる11階)
資料代:300円
講師 :吉野裕之さん(子ども福島ネット)


同日に森住卓さんの写真展を合わせて開催いたします。

森住卓写真展「福島第一原発 風下の村」
場所 :きぼーる1階アトリウム(入場無料)
時間 :10:00~19:00
05/10 09:13 | 新着情報 | CM:0 | TB:0
HSF(ホットスポット・ファインダー)を購入しました
皆様のご支援をいただきちば市民測定室しらベルも一周年を迎えましたが、高性能空間放射線量測定器HSF(ホットスポットファインダー)を購入しました。(購入にあたってパルシステム生活協同組合連合会様からの助成金を原資の一部として活用させていただきました)

今後しらベルスタッフによる放射線量測定と市民団体、企業などへの装置の貸出をあらたな事業として行っていく予定です。
ただし装置の貸し出しについては
・HSF自体が非常に高価である事
・測定器のベースがWindows8ベースのPCであり操作には一定の知識が必要
であることから当面装置の使用方法について講習を受け登録した団体、企業に限定させていただきたいと思います。
そのための講習(1~2時間程度)についても内容が固まり次第当ブログなどを通じてお知らせしていきます。

個人の方のためには昨年開催した「線量計比較測定会」のようにお手持ちの線量計をしらベルに持参していただければHSFと数値と比較できるような体制も考えています。

HSFの紹介と業務内容について簡単なチラシを作成しましたのでご覧ください。
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05/07 11:54 | HSF(ホットスポットファインダー)による線量測定 | CM:0 | TB:0
牛乳(メグミルク)を濃縮して測定しました。
牛乳はお子さんを保育園、幼稚園に通わせている若いお母さんからリクエストが多いので、濃縮方法のテストを兼ねて測定してみました。

測定したメグミルク(野田工場) は千葉市内のスーパーで1000mlパックを3本購入しました。

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3リットルの牛乳をよく洗浄した大鍋に移し弱火で煮詰めていきます。

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上の写真で茶色の浮遊物が見えるのはちょっと目を離した隙に焦げ付いてしまった為で薄手の鍋でIHヒーターを使用したのが敗因かもしれません。(牛乳は糖分が多いので注意しないとすぐ焦げ付きます)
当所の計画では3L →1L と3倍に濃縮するはずでしたが1.5Lで断念しました。(ここまで約半日かかり)
鍋の底についた「焦げ」も削りとり牛乳に混ぜて計測しています。

結果は 1.5L の牛乳を7200秒(2時間)計測し 不検出となりました。 測定下限値は1.5Bq/kg(セシウム合計)ですが実際には2倍の濃度で測定しているので計算上は0.75Bq/kgになります。

NaIシンチレーターはゲルマニウム半導体検出器に比べて精度は劣りますが、試料の濃度を上げたり測定時間を伸ばすなど工夫次第では下限値を下げる事が可能です。

下の写真は国産大豆使用の木綿豆腐ですが重りをのせ一晩かけて水切りしました。
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本来1個500gの豆腐ですが水切りし5個分をマリネリ容器に詰めて測定しました。
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こうした前処理は非常に手間がかかるので通常の測定依頼ではお引き受けしていませんが、長時間測定を希望される方は事前にお問い合わせ下さい。空き時間、夜間に測定しますので当日検査当日報告はお約束できませんが、料金は測定時間に関わらず通常(会員2000円、非会員3000円)通りです。


05/03 19:28 | 放射能濃度測定結果 | CM:0 | TB:0
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