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福島問題を考えるフォーラム 2016のお知らせ
しらベルは昨年12月25日をもちまして、事務所を閉所致しました。
2012年4月の開所以来約4年間、多くの皆さまにご支援、ご協力頂いたことにスタッフ一同心よりお礼申し上げます。今後も活動は継続してまいりますが、しらベルも実行委員会に参加している第3回 福島問題を考えるフォーラムについてお知らせいたします。


開催日;2016年1月30日(土) 開場13:00~
会場;船橋市勤労市民センターホール 千葉県船橋市本町4-19-16
※東武野田線・JR「船橋駅」または京成本線「京成船橋駅」から徒歩約4~5分 

講演会 13時30分~16時30分

13時45分~講演「福島原発事故で何が起きたのか 国・東電の責任と今後」
        井戸川 克隆さん
15時00分~ 講演「取材を通じて見えてきた    健康被害のホント・ウソ!?」
               おしどりマコさんケンさん
参加費:無料
主催:福島フォーラム実行委員会
甲状腺検診ちばの会/生活クラブ虹の街/ちば市民放射能測定室「しらベル」/なのはな生協/パルシステム千葉/放射能からこどもを守ろう関東ネット/千葉県放射性廃棄物を考える住民連絡会

講演に先立ち午前10:30より映画上映と甲状腺エコー検診を行います。
 
映画上映 10時30分~12時30分
ドキュメンタリ―映画「福島の未来」 イ・ホンギ監督

甲状腺エコー検診 10時~13時30分 約70名
実行委員会の参加団体「甲状腺検診ちばの会」が中心となり、ボランティアの医師の方々の協力を得て実施します。
対象年齢4~22歳 要事前申し込み
(運営経費のカンパとして受診者お1人につき1,500円程度をお願いしてます)

福島フォーラム2016ちらし(PDF)

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01/08 19:59 | イベント情報 | CM:0 | TB:0
2015年福島研修(1)福島市阿武隈川河川敷・渡利地区
しらベルではスタッフ研修を兼ね昨年12月に楢葉町宝鏡寺、いわき市市民測定室たらちねを訪問しました。
福島訪問記(1)いわき市民放射能測定室たらちねのβ線ラボを見学しました
福島訪問記(2)楢葉町宝鏡寺の早川篤雄住職からお話をうかがいました

今年は、福島県内で測定活動を継続されているSWR株式会社技術部長の山口さんの案内で、福島市渡利地区と飯舘村、開通した6号線沿線の放射線量や周辺の状況を調査しました。

1)福島市阿武隈川河川敷
(画像をクリックすると拡大します)
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マップはHSF検出器を高さ50cmに固定して歩行しながら測定した結果の5秒毎の平均値をマーカー位置に表示しています。
2015年12月06日_福島市渡利地区・花見山.kmz

渡利地区から見た福島県庁、遠景の吾妻連峰が冠雪していました。
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阿武隈川河川敷の歩道に沿って測定しました。
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HSFにカメラを接続してキャプチャ―動画の記録も行いました。


高さ50cmで1μSv/h超えのポイントの地表5cm:4.3μSv/h(画像をクリックすると拡大します)
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堰堤上の歩道に設置された「水辺の楽校」の看板(画像をクリックすると拡大します)
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元々の阿武隈川渡利付近の右岸河川敷と現在の形状とは異なり、親水公園として計画され傾斜を削って人工的に造成されたものであることが判ります。この改修により増水時に冠水した河川敷に放射性セシウムが滞留、沈着しやすくなり、広範囲の汚染が生じた一因とも言えます。

2)渡利地区
堰堤を下って市街地に入ると自然減と除染の効果か線量が下がりますが、個人宅の庭先には未搬出の廃棄物が至る所で見受けられました。
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逆に表通りの車道上では0.2~0.3μSv/h(50cm)と高めですが、舗装は通常の非透水性歩道の様で高止まりの原因がよく判りません。
1m高さでも0.24μSv/h程度
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福島市役所渡り支所前交差点
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同様に(未除染の)車道上の方が歩道より線量が高いという通常とは異なる傾向が確認できます。
4号線については東北六魂祭(市役所周辺)に合せて大規模な除染が行われたと聞いていましたが、この辺までは手が入っていないのかもしれません。非透水性舗装にこうした強い沈着が生じた原因は上記のように不明ですが、透水性舗装の歩道部分で線量が低いなど、通りすがりの測定では状況を掴みきれません。
今後は半減期30年のCs137が周辺線量への寄与が支配的になるため線量の自然減は大して期待できあう舗装を削り取るような対処をしないかぎり線量は低下しないと思われます。

次回は花見山周辺の調査結果についてまとめます。
12/13 14:00 | イベント情報 | CM:0 | TB:0
学習会「楢葉町で感じたこと」を開催しました。
お知らせしたように11月29日保健師として福島県で避難先の仮設住宅等で生活する楢葉町民のケアを担当されている窪田和子さん(福島県臨時職員)をお招きしてお話をうかがいました。
窪田さんは千葉市に保健師として勤務された後、3.11後福島県の臨時職員募集に応募し現在楢葉町役場に勤務されています。
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職務柄知り得た情報(個人情報)等に配慮して「映像配信や書き起こしはしない」というお約束で、千葉市と楢葉町という同じ行政の内側から見て感じたことなどざっくばらんにお話をうかがう場を設けました。
従って、以下は窪田さんのお話の忠実な再現ではなく個人的な感想とお断りしていきます。

資料として持参された楢葉町広報誌と災害記録誌、千葉市の「市政だより」より遥かに立派です。
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「帰還」に向かって箱モノの整備は進んでいるようですが、実際に町内で生活している方は少く、実際に帰還された方も「避難生活(仮設住宅)のストレスから開放された」と喜ぶ人、「夜になると真っ暗、寂しい」「不便」と反応は様々なようです。
前回宝鏡寺早川住職をお招きした時のお話にもありましたが多くの方が飲水(木戸ダムの放射能泥土)への不安を訴えられており、原発事故で生じた行政への不信は簡単に拭えないようです。
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また来年から固定資産税等の減免措置が打ち切りとなり住民負担が大きくなることから、避難先と楢葉町の二重生活を送っている方に「帰る、帰らない」の決断が迫られることになるようです。

津波災害と原発事故という二重の被害を被った楢葉町ですが、高齢化、人口減(過疎化)と地域の持続性という問題は私達とも無縁の話の話ではありません。そういう意味で町の再生は非常に難しい様に感じましたが、お話の中で町民の方の中でも「町の復興の為には第2原発の再稼働が必要」と明言される方がおられると聞いたのには、驚きました。(文責 長谷川淳一)

12/01 20:39 | イベント情報 | CM:0 | TB:0
11月29日学習会「楢葉町で感じたこと」のお知らせ
しらベルでは今年5月に楢葉町宝鏡寺住職早川篤雄さんをお招きして帰還に揺れる楢葉町の今についてお話を伺いました。
今回は元千葉市職員で退職後楢葉町役場で保健師として勤務されている久保田和子さんに仮設住宅の情況や帰還の現状、放射能についてなど福島で体験したことをお話していただきます。

「楢葉町で感じたこと」

講師:窪田和子さん(保健師 楢葉町職員)
日時:11月29日(日)10:00~12:00
会場:ちば市民測定室しらベル
参加費:100円


HSFによる楢葉町測定マップ (株)SWRさんによる2015年測定
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11/15 05:04 | イベント情報 | CM:0 | TB:0
今年も「どんぐりマップ」の作成にご協力をお願いします。
昨年、スタッフが採取した以外に会員さんをはじめ多くの方のご協力で各地のどんぐりを測定しマップを公開しました。
「どんぐりマップ」の作成にご協力お願いします。

今年も同様に持ち込みあるいは送っていただいたどんぐりを無料で測定し結果を公開します。是非ご協力お願いします。

応募要領

・どんぐりは原型のまま1リットル(牛乳パックなどを利用して計量)必要です。
・割れたり潰れたものを取り除き水洗いして土やゴミを取り除いて下さい。(水洗いが無理ならばそのままでも結構です)
・測定したどんぐりは当方で廃棄します。
・採取場所は◯◯公園、◯◯市、◯◯区、◯◯町まで公開(採取者の個人名や詳細な番地などは非公開)
・地域は千葉県に限定しません。またお一人あたりの応募数に制限はありません。
・恐れ入りますが郵送の場合は送料のご負担をお願いします。
・お送りいただいた方には個別に結果をメール等でお知らせし、作成したマップ(ニュースレター)を後日お送りします。
応募期限 12月22日(火)着まで

2014年度版どんぐりマップ
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09/27 07:36 | イベント情報 | CM:1 | TB:0
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